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商品先物の サヤ取り 概論
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■サヤ取りの王道・商品先物市場とは?
サヤ取りをご存知ない方は、まずは、こちらのページで研究してみることをお勧めします。
まず、最初にお断りしておきますが、商品先物市場は恐くありません。
ただし・・・レバレッジを適切にコントロールすることが絶対条件です。
レバレッジとは、てこの原理の「てこ」のことです。
「てこ」の「力点」にあたるものが少額の「証拠金」で、「作用点」にあたるのが、実際に動かす「丸代金」です。
日本を代表する穀物商品先物銘柄「東京トウモロコシ」の1枚(最小売買単位)の価格が25,000円としましょう。
この銘柄では、その100倍が実際の価格ということになっていますので、
25,000円×100=2,500,000円が丸代金になります。
1枚で、250万円分のトウモロコシの権利を買うのだと理解してください。
この銘柄では、1枚の権利(250万円)を買うのに、7.5万円の証拠金が必要です。
「250万円の丸代金=作用点」を動かすために、「7.5万円の証拠金=力点」が必要ということになり、「支点=レバレッジ」は、下記のように計算できます。
250万円÷7.5万円=33.3倍
投資金額は7.5万円ですが、実際は250万円の丸代金を動かしているという実感を持ち続けることができないと必ず破綻します。
なぜかといえば、250万円の丸代金(市場での表示価格は25,000円)が3%下落すると、証拠金の7.5万円がちょうどゼロになってしまうからです。
3%程度の価格の変動は、ストップ値幅を考えても、ちょうど1日で達してしまう計算です。
つまり、1日にして破産する危険があります(逆に資産を倍増できる可能性もあります)。
それがレバレッジ33.3倍の真実です。
さて、そんな恐ろしいレバレッジをかけなかがら、なぜ商品先物の サヤ取り が安全だと言えるのでしょうか?
それは、株式の サヤ取り と同様ですが、相関係数の高い2つの銘柄の一方を売って、もう一方を買うからです。つまり売買両建てです。
しかも、株式の サヤ取り より、さらに安全なのですが、その理由は、通常は同銘柄の銘柄同士を組み合わせて行うからです。
商品先物に限らず、先物市場では、同じ銘柄なのに、将来の違う時点の価格について、それぞれ別の値付けをもって取引されています。これを限月制度(げんげつせいど)といいます。
同じ銘柄で、違う限月のものの一方を売り、もう一方を買います。
もともと、東京トウモロコシという同じ銘柄の将来の価格(先物価格)です。
2008年1月時点の予想価格と、その2ヶ月前の2007年11月時点の予想価格は、そんなに変わらないはずです。
株式では、相関係数が高いといっても、全く異銘柄を組み合わせて サヤ取り を行います。
商品先物では、同じ銘柄の違う限月を組み合わせるので、相関係数は極端に高く、サヤ(価格差)の変動の幅は小さく、理論上予測される一定範囲の中に収まってきます。
したがって、33倍のレバレッジも適切にコントロールできるのです。
■限月制度の理解が唯一のハードル
先物取引の経験が全くなくて、上記のような解説をすぐに理解できる人は少ないでしょう。
まずは、限月制度を理解することから始めてください。
先物取引の経験のある方、特に程度の大小を問わず失敗したことがある方は、レバレッジを適切にコントロールできる「同銘柄異限月のサヤ取り」に関して、「なるほど」と納得していただけたことでしょう。
■対象銘柄
株式の異銘柄間サヤ取りで、東証一部銘柄だけをお勧めする理由と同じですが、出来高が小さい銘柄は価格の変動が大きすぎるので、サヤ取り に限らず、安全な売買には向きません。
私がお勧めするのは、東京穀物商品取引所と東京工業品取引所に上場している主要銘柄だけです。
この中で、いちばん先物の6番限と、二つまたぎの3番限を組み合わせる同銘柄異限月の サヤ取り が最もスタンダードなやり方になります。
それに加えて、同じ原油から発生した連産品である原油、ガソリン、灯油に関しては、異銘柄間での組合せを例外的に行います。
以上の条件を総合すると、下記の11銘柄ペアが、商品先物の サヤ取り に適していると思います。
◆商品先物(6番限×3番限の同銘柄異限月・銘柄間サヤ取り)
1)東京トウモロコシ 2)東京一般大豆 3)東京粗糖 4)東京アラビカコーヒー
5)東京ロブスタコーヒー 6)東京ゴム 7)東京ガソリン 8)東京原油
9)東京灯油 10)東京ガソリン×東京原油 11)東京ガソリン×東京灯油
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